
NEWS お知らせ
更新日:2022年3月29日
NEWS
ご近所書斎@仙川書斎がオープンしました
在宅勤務で抱える働く人々の課題と空き家問題を同時に解決
「空き家×書斎×コミュニティ」
~ご近所書斎@仙川書斎が2022年3月29日よりオープン~
全国的に社会問題となっている空き家をリフォームして、テレワークで働く人々の抱えている課題を解決するために、誰もが気軽に利用できる『ご近所書斎』を3月29日に開設しました。働く環境に新たな価値や選択肢の「場」を提供することで、『テレワークで働く人々の課題』と『空き家問題』の両方の解決に向けて一翼を担うために始めた定額会員制シェアリングサービスです。
コロナ禍によって働き方は大きく変化しています。それに合わせて、テレワークで働く人々が抱える悩みも変化しています。「在宅勤務をしたくても、小さい子どもが自宅に居るし、落ち着いて仕事をするスペースがない」、「プライベートとのメリハリをつけづらい」、「在宅勤務は孤独を感じてしまう」、「自宅に通信/Wi-Fi環境がない」など、在宅勤務には様々な課題があります。今、求められているのは、自宅(ファーストプレイス)や職場(セカンドプレイス)以外で安全と安心が担保されたストレスフリーの第3の居場所『ご近所書斎サードプレイス』です。
2020年のパンデミックによって生まれたアイデア
当社は2020年より全社的にテレワークを優先した働き方改革を実施しました。当時は、「出勤時に満員電車に乗らなくても済むから助かる」、「周りを気にせず、自分のペースで仕事を進められるから仕事がはかどる」など、テレワークのメリットが大きく報道されていました。しばらくして当社従業員に在宅勤務の満足度を確認したところ、
「自分でオンとオフの区切りが付けられない」
「家族の生活音などがあり仕事に集中できない」
「そもそも仕事をするスペース(部屋や場所)がない」
「自宅に通信/Wi-Fi環境がない」
「ついつい長時間労働をしてしまう」
「仕事上のコミュニケーションがないので不安になる」
「仕事の成果が評価されにくい」
「光熱費や通信費の負担が多くなる」
などといった、テレワークのデメリットともいえる多くの「不」の意見が上がってきました。一方、自宅に書斎のある社内外の経営者層は一切ストレスフリーであることも判明しました。そこから、『空き家×ご自宅周辺で自分専用の書斎×地域コミュニティ』=『ご近所書斎』という新しいコンセプトが生まれました。
日本の空き家問題
現在、日本では「空き家」が深刻な問題となっています。空き家数、空き家率ともに年々増加しており、最新のデータ(総務省)である2018年現在で全国の空き家数は846万戸、空き家率は13.6%となっており、空き家を放置するリスクとして「犯罪の温床になるリスク」、「周囲の景観を悪化させるリスク」、「不法侵入などで住みつきが起こるリスク」、「衛生面のリスク」などが挙げられ、地域社会にとっても大きな問題となります。そして、少子高齢化・人口減少社会が進む日本で、この数値を改善する確実な方法としては、①「人口(居住世帯)を増やす」、②「住宅(空き家)を減らす」、またはその両方を実施するしか方法はありません。
一方、東京都の調査では、都内企業に勤める男女2060人のテレワーク実施率は67.7%であり、東京都内在住のオフィスワーカーを対象に当社が行った調査では、72%が「自宅と職場以外の場所に書斎が欲しい」、57.5%がフレキシブルオフィスに重視する条件として「自宅から近いこと」を一番にあげて回答しています。また、47都道府県で空き家数の一番多いのは東京都の約81万戸となっております。
空き家×書斎×コミュニティ=ご近所書斎という新しい「場所」のご提案
自宅でも職場でもない、自宅周辺の「空き家」で『安全安心に働ける場所』、私たちは、すべての働く人たちにとって書斎をもっと身近なものとするために、「ご近所書斎」を展開し、時間や場所にとらわれない新しい働き方をデザインします。
2022年3月29日(火)『ご近所書斎@仙川書斎』オープン
所在地は東京都調布市仙川駅より徒歩8分です。この場所で『仙川書斎』を2022年3月29日(火)に開設しました。12SLDKの部屋をそれぞれの目的に合わせてリフォームし、『仕事をする場』、『会議をする場』、『人とコミュニケーションのできる場』など、いくつかのコンセプトに分けて設計しております。
事前見学会は4日間で70名以上の満員御礼
3月はじめに行った4日間の事前見学会では70名以上の方にご参加いただきました。年齢層も性別も職業も異なる方々でしたが、実際にご案内すると良い反応ばかりで今からでも契約したいとのお申し出が数十件ありました。当社では6月末日まで実証実験期間と捉えておりますが、すでに会員数は130名を超えました。